トラウトルアー ポイントいろはその6 流れの中にある喰い波 

こんにちは!前回の記事では少し暗い話題になってしまいましたが… 気を取り直してポイントいろはその6です。今回、着目してみるのは流れの中にある喰い波について!前にも似たような記事は書いたんですが…改めて。表面的に川を見ただけではわからない、ちょっと難しめのテーマ。書いていきますっ!

主にドリフトの釣りにおいて、意識する事が多い喰い波…まず喰い波ってなんやねん?て事でざっくりと。喰い波とは川の流れの中に存在する川底に向かって沈み込む流れの事です。エサ釣りをされる方は特に意識される事が多いかもしれませんが…淵や深瀬等、一見大きな変化がない様に見えるポイントの中でも、鱒さんが着きやすく、それが喰い波が発生している所です。エサやルアーを川の流れに乗せていると、それらがぐぐぐぐーっと川底に沈み込む場所があり、その下に大きな鱒さんが潜んでいます。なんでか??川面の水生昆虫や弱った小魚達が、その喰い波に巻き込まれて、流れの底に沈んでしまい、エサが流れてきやすい為です。ちと残酷な弱肉強食を感じる…笑 ざっくり図にするとこんな感じ。

ピンク色で表したのが、小魚や虫等、流下物。

相変わらず、ざっくりしてる笑 大物がどこに居るか、それは少ない苦労で沢山のエサが食べる事が出来る場所です。この喰い波の先に居ればエサの方から勝手に流れてきてくれる為、人間界でいう一等地に建っている好物件に住んでいる様なもの笑 見方を変えると、それを見つけてさえしまえば、ヌシの鼻先にルアーやエサをチラつかせる事が出来る!という訳です!!

見つけるコツとしては川のサイドに立ち、ルアーを上流にキャスト。トゥイッチなどのアクションは一切加えずに、ラインスラック(糸ふけ)だけをとるイメージで流してきます。ルアーでミャク釣りをするイメージといったらいいかな笑 喰い波はどこにでも発生しているという訳ではないんですが、丁寧にそれを繰り返し、探していると見つけることができます。

イメージ的にこんな感じ笑

ちょっと言葉で説明は難しい抽象的な内容ではあるんですが、まとめてみました。昨シーズンはこの方法でスプーンをよく流していました。対岸のブロック際にキャストして、ゆっくりゆっくり流した所、喰い波の先にて、ぐんっ!とヒットした良いヤマメさん。喰い波の先にいる個体は流下物を意識してか、小さいシルエットに反応が良い印象も受けました。

ちょっと見つけるのはコツがいりますが、確実に釣果アップにつながる筈です。長々書いたんですが、百聞は一見にしかず。ぜひ探してみてくださいっ⭐️