今、苦しんでいる人に伝えたい。いじめ、家庭内暴力、不登校、引きこもり、PTSDを経験した筆者が伝えたい事。

 さて、今日の記事はちょっと真面目な話。いじめの後遺症について書かせていただいた前の記事もありますが、その苦しみを乗り越えてきつつある今、脳科学の観点に基づき、いじめや暴力、パワハラ等、理不尽極まりない扱いを受けた人達の脳に、どれだけのダメージが及ぶのか、解説していきたいと思います。いじめを受けた人の脳を見た時に、勉強や運動を司る脳部位、被殻尾状核の萎縮が見られるらしく、これは戦場から帰ってきた兵士にも同じ様なダメージが見られるそうです。また前頭前野、人の脳の前側の部分、おでこのすぐ後ろの部分も最大で20パーセント萎縮してしまうらしく、感情のコントロールも難しくなってしまいます。さらに困難を乗り越える力に関連する海馬や、好き嫌いを判断する扁桃体といった部位もダメージを受けてしまうそうで、元々明るく活動的だった僕がなんで引きこもる様になってしまったのか、勉強好きだったのに何故手がつかなくなったか。これらを見ると納得がいきます。なんというか運動や勉強に関わる脳、感情コントロールに関わる脳、そして困難に立ち向かう力に関係する脳、それらがダメージを受けてしまう…となると、人間が180度変わってしまうのも無理ないな…と思うし、僕は人が怖くなりました。外の世界に出ると、みんなが悪口を言っているんじゃないか。そんな思いから心がざわつきすぐに帰ってくることもありました。いじめた相手を許すつもりは絶対にないし、人の心をそれだけ壊しておきながら、知らない顔をできる相手の心が、少しも理解できないです。魂の殺害に近いダメージを人に与える事になるのです。僕が口を開けば、お前は喋るな。僕が何か楽しそうにしていれば、お前は何もするな。勉強で成果をあげたら、お前ばかり。反抗しようものなら、暴力や根も歯もない噂を流したりします。どちらが病気かは目に見えています。

 今、そんな理不尽な扱いを受け、不登校になったり、引きこもりになったり、苦しんでいる人へ、鱒研所長が伝えたい事は、どうか生きてほしいということです。今すぐに前を向く事は困難かもしれない、ですがお天道様は見てくれています。こちらが直接仕返しをしなくても、絶対に罰があたります。自分に出来る事を増やしていった先に、必ず明るい光が差してきます。助けの手を差し伸べてくれる人が現れます。ちょっと暗い話題になってしまいましたが、傷ついて苦しんでいる人の力に、少しでもなれたらと思い、書きました。心優しい人に幸あれ⭐️