発見、鱒さんの隠れ家 渇水時に訪れる思わぬチャンスとは

 お疲れ様です!所長です🐟 暑い夏が少しずつ秋にシフトし、赤とんぼがスイスイと飛び始めました。秋が来る喜びと共に、渓流も大物が動く季節…。真っ赤に染まった秋鱒、丸太の様な錆の出た50センチ級の岩魚…。神経質で繊細なアプローチから、突如として、水面を割って出る瞬間。トラウトマンとしては、この上ない至福のひと時です。シーズン中、何度となく思考、想像、創造してきた、一つの答えが導き出される様な、集大成的な釣りが出来る、8月、9月は、危険な場面を幾度となく掻い潜ってきた鱒さん達との、腕試しとも言えます。

 さて、先日夕方、お盆なだけにぼちぼち釣りに行ってきまして…。この夏の暑さを過ぎてもまだ、水量があるホームリバーには驚かされます。とは言っても例年に比べると、かなりの渇水である事は間違いなく…、どこが良いかな…と思案…。思い浮かんだのは、とある水力発電の放水口下堰堤。溶存酸素量、水温、ストラクチャー、淵と瀬のバランス…全てを吟味し、間違いない!と確信めいたポイント選択です。源流域より取水した水は、直射日光を避けるようにトンネルの中を通り、本流に流れ込みます。現場に着くと、やはり読み通り、キンキンに冷えてやがるっ!ざわざわざわざわ←どっかで聞いたことある。早速今シーズン煮詰めた、ルアーを結び、流れの中にキャスト。すると第2投目で早速鱒さんの反応があり…、疑念が確信に変わります。

 今日は良いぞ!瀬の中をドリフトさせると、ジジジジッと小気味良いドラグ音が鳴り響き、尾鰭の大きな岩魚さんがそこに横たわりました。サイズこそ尺未満ではあるものの、久々の出会いはやはり嬉しい。今シーズンのルアー作りテーマであった瀬や淵の中をバランス良く泳ぎ切る平打ちミノー。というコンセプトもばっちりハマった様で、粘り強く流れを泳ぐルアーが、市販品に負けずとも劣らない、性能になってきました。新人ルアービルダーの所長です😃 その後も堰堤プールを探ると、面白い様に反応が得られまして、楽しい釣りが展開出来ました。

 話は少し観点をずらしまして、渇水や高水温という一件厳しい条件は、見方を変えると、水が冷たい場所や、水量の多い場所に鱒さんが溜まるという、捉え方も出来まして。ポイントが絞りやすいチャンスでもあるんです。日頃から、川のどこに何があるか、釣りをしながら把握しておくと、今日はこういう条件だから、ここ。ああいうアプローチができるな。と引き出しが増えるんです。深く川を観察することが、釣果アップの秘訣です👍

 いっぱい書きましたが、今回の釣行、瀬の中から大ヤマメらしきバイトもあり、かなり今後が期待できそうです。禁漁まで、まだまだ川を楽しみたいと思います♪ 

ヤマトっぽい暗めのカラーの岩魚もいるんです。

 

 

ホーム水系特徴の尾鰭発達個体。

道にアンリパさんのジョイントミノーが落ちてた😃