幸福な人生と脳科学 情報化社会を思う。

 こんばんは。ミッションインポッシブル デッドレコニングを映画館で見てきまして、大興奮な僕です😆 トムの作る映画はやはりすごい!! さて、今日のテーマは幸福な人生と脳科学です。人生は幸せに生きたい!と誰もが願うもの。人生を成功に導く上で、大切なものは何か?脳科学の観点から考えてみた所、よく機能する前頭前野報酬系を司る線条体ではないだろうかと、僕は思う。

 便利で豊かな現代社会において、重視されるもの…それは、スピードと快適さではないだろうか。仕事は速い方がいい。面倒な事はなるべく省いた方がいい。確かに、物事は効率よく進んだ方が良いに決まっている。しかしながら、僕はこの便利な社会こそ、人から生きる力や健康な心を奪っているのではないか??と考えた。

 今より10年ほど昔、スマートフォンが普及し始め、なんとなく世の中がギスギスしはじめた様に感じた。インターネット、sns…誰もが手に取る様に、世界中のありとあらゆる情報に一瞬でアクセスする事が可能になった。使い方を間違えなければ、確かに便利で楽しい。しかし、マイナスの側面も沢山ある。誹謗中傷の横行、再生数稼ぎの為の、モラルに欠けた非常識な行為の動画サイトへの投稿。幸せアピール合戦のsnsを閲覧する事による、メンタル不調、ゲームアプリへの多額の課金…とあげればキリがなく、便利さ故、使い方を間違えると、一瞬で人をダメにしてしまう恐ろしさがある。また見えなくても良い人の感情まで、手に取る様にわかってしまい、それがかえって世の中を白か黒か二分化してしまった様にも思う。正義か悪か、敵か味方か、オンかオフか。リア充か非リア充か。陽キャ陰キャか。透明化しすぎた世界は、本来人が持つ、思いやりの心を奪ってしまったのではないだろうか。現実の世界は、曖昧な事がとても多い。そして、ちょっと不便だけど、我慢したら手に入るのが、生きる喜びだ。それが正しく機能する脳の報酬系線条体の役割であり、人を思いやってこそ、人と人との感情交流があってこそ、人の心と言われる前頭前野が活性化する。バーチャルな光の世界は、思いやりもなければ、我慢もない。一瞬にして、人を傷つける事ができ、指で画面をポチポチするだけで、快楽が得られてしまう。それでいいのだろうか。とずっと疑問に思う僕がいる。

 便利になれば豊かになれる。そうしてこの情報社会は発展してきた。しかしながら、人々が情報に依存しすぎ、便利さを追求しすぎる余りに、本来の生きる喜びであった、人と人との交流が少なくなり、コミュニケーションが下手になった。見えなくても良い人の感情まで見えてしまい、どこか人間不信に陥る人が増えた様にも思う。便利になれば生きやすくなる筈が、かえって人を不幸にしたのではないか…とさえ思う。

 もちろん、僕も生粋のゲーム好きだし、スマートフォンユーザーであり、このブログもスマホから発信している。生活からデジタルを取り除こうとも思わない。しかし、数年前からその生活にアナログな要素も沢山取り入れてきた。生身な人との交流や、読書、絵画制作、釣具制作、筋肉トレーニング、楽器演奏、そして当ブログの柱であるトラウトフィッシングも。これら活動をする内に、相当に心が元気になってきた。そして幸せだなと感じる時間が増えてきた。始まったばかりの人生、便利さに溺れすぎない様に、これからも脳をを鍛えて生きて行きたいと思う。