遅れてやってきた青春

こんなに穏やかで、楽しい時間が僕の人生に訪れると思わなかった。酷くいじめられた10代、20代の初めは、本当に人生に絶望し生きていても良いことは何一つないと、思い詰めていた。小器用に、狡賢く生きるいじめっ子を恨みもしたが、結局努力できないから、人をいじめるのだ。人から生きる力を奪ってその気になるのが、彼らのやり方なのだ。なんでこんなに苦しまなければいけないのか?悶々とした日々が続いて、気がついたら10年という長い月日が経っていた。苦しくも、頑張り続けた10年だった。生きるのがやっとやっとな10年だった。何も出来なくなって、また再起するまで、本当に大変だった。日々迫り来るフラッシュバックと闘いながら、なんとか歯を食いしばって生きていた。お陰で舌にくっきりと歯形がついていた。ちょっと虫歯ができてしまった。でも心は元気になった。まだ完全に闇が消えた訳ではない。しかし、相当に癒えてきたのだ。穏やかに楽しく過ごせる日々が、今とても儚く貴重な日々だと思える。この経験を通して、優しく強くなってきた僕が居る。これからも楽しく、出来ることを増やして行きたい。そして夢を叶えていきたいと思う。遅れてやってきた青春を心ゆくまで楽しもうと思う。このブログの読者さんをはじめ、僕の周りに居る人、支えてくれる人に心から感謝したい。みんなありがとう。