フローティングミノーの可能性 再編

今晩は。所長です。気がつけば正月まで、あと僅か。といっても大人になれば、なんだか騒がしくて、苦手な正月です😅

さて、フローティングミノーについて、またまとめたいと思います。2023シーズンの始まりは、ずーーっと気になり続けていた本流下流部の淵からスタートしました。まだ雪代が出る前の解禁直後、僕の水系では驚く様な大きなイワナがヒットします。お手製のハンドメイドミノー ファッティー90Fでゆーっくり流れの中を探ると、沈み岩のある場所をu字ターンさせたタイミングでぐぐぐぐぐっと、下流に持っていかれ…すかさずフッキングすると、かなりの大物の手応え。いきなりのイワナレコード更新となった訳です。

サイズもさることながら、その太さに驚いた訳ですが。近年、僕が多用するのが、このフローティングミノーを用いた、ドリフトからu字ターンのパターン。ターンのパターン笑

シンキングミノーでもドリフトはさせますが、尻からストン!と沈んだり、流行りの平打ち系ミノーだとやや激しく泳ぎすぎて、警戒心を必要以上に煽ってしまう時もあり、ヒットに至らない事も。勿論、活性が高いと踏めば、ドリフトからバシバシとトゥイッチングさせてバイトさせる時もありますが…。なぜあえてフローティングミノーを使うかというと、そのふわふわとした泳ぎと、水中での姿勢制御のしやすさにあります。強い流れを受け、ミノーは水面下、50センチから1メートルのレンジをキープし、漂い流れる訳ですが、フローティングミノーのドリフトはその浮力故、急激な沈下がない事により、いい意味でルアー自体の姿勢が大きく崩れません。これがより自然体な弱ったベイトフィッシュの泳ぎに近い気がして、シンキングミノーに比べ、流しやすいです。勿論、ディープレンジを探る事は出来ませんが、自然界では尻下がりでストン!と沈む小魚は物凄く不自然に見えるかもしれません。

ドリフト…大物を狙う上で、今や必須テクニック。もちろん、シンキングミノーの沈下を上手くコントロールして、流れの底に送り込むのも楽しいです。フローティングはどうしてもルアーボックスの隅に行きがちですが、機会があれば試してみてください。意外な使いやすさと、鱒さん達は釣り人が思っている以上に、水面を意識している事に気付ける筈です🐟

数年前、フローティングミノーのドリフトで仕留めた1尾。突然ググッとくるアタリが中々楽しい😆