昨シーズン、作り続けてなんとなく分かった、泳ぐルアーの傾向。

 こんばんは。解禁まで1ヶ月を切りました。夕方、川の様子を見に行くのが楽しみで、釣りがしたくてウズウズしている鱒研所長です笑 今日の夕方の記事は、昨シーズン作り続けたハンドメイドルアーについて!泳ぐものから、ぐわんぐわん暴れる全く使えないものまで、なんとなくその傾向が、ぱっと見で分かるようになってきました。僕がルアーを作る上で心掛けた事を少し紹介したいと思います。まだまだ素人なので、プロには及びませんが…。

 さてどのルアーにも共通して意識していたのが、ひたすらに低重心になる様、ボディの下ギリギリにウェイトを仕込んだ点です。昨年はモーメントなんて知らずに作っていましたが、ボディの浮力点と重りを、振り子の様な原理で式に表せられる様で、ルアー自体が姿勢を崩してから、元の姿勢に戻ろうとする力をモーメントと言い、今流行りのルアーは、良くヒラを打つ、元の姿勢に戻ろうとする力が強い、モーメントの高いものが多いです。というのも、余り動きのないルアーを販売すると、泳がないじゃないか!とクレームが入る事が多い為、そうせざるを得ない実情があるようです。昨年の僕は知ってか知らずか、低重心、平打ち系ミノーを多く作った為、流れの強い場所でブリブリ、ウォブリングするルアーを多く、製作しました。良く泳ぐルアーを作りたければ、低重心がおすすめです。

断面図

またモーメントが大きいルアーほど、強い入力が必要な様で、大きなリップとの相性が良い様です。そんなん知らんかったけど笑 浮力と重心距離、相互の力と重さを変えると、大まかにどんな泳ぎをするルアーができるかが、割り出せそうです。Youtubeにてわかりやすい動画を出されている方がいるので、ハンドメイドルアー、モーメントと検索してみてください。

昨年のルアーボックス。

細軸のフックを使うと、折られたり、延ばされたりする事も多かったので、シーズン終盤はルアーに仕込む針金、フック、どちらも太軸のガチンコ仕様にしていました笑 リップもエポキシコートで固めたので、強度的な問題を感じる事は少なかったです。

まだまだ課題が残るハンドメイドルアー ファッティーシリーズ。しかし、SDやダートエディション等、沢山のラインナップが出来、後から理論を調べると、あの泳ぎはこの為か!と納得する事も増えてきました。自由に作る楽しみと、ちょっとした理論を知りつつある今年、レベルアップが期待できそうです⭐️